謎解き・津波と波浪の物理 波長と水深のふしぎな関係 (ブルーバックス)
によって 保坂 直紀
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謎解き・津波と波浪の物理 波長と水深のふしぎな関係 (ブルーバックス)本pdfダウンロード - 内容紹介 先を急ぐ波、ゆっくり進む波。孤高の波、群れる波。生まれたての波、成熟した波。そして、海底を感じる波、感じない波――。波が海底を感じるとはどういうことか? 波のふるまいを左右する「波長」と「水深」のフクザツな関係とは? 身近なふしぎ現象を、数式なしでわかりやすく解き明かす。海底を感じるかどうか、それが問題だ!広大な海をわたる波には、2つの種類がある。「海底を感じる波」と、「海底を感じない波」だ。時速700kmもの猛スピードで進む津波は、つねに海底を感じている。南極近海で生まれ、アメリカ西海岸へと到達する「うねり」は、海底を感じることなく1万kmもの長旅をこなす。波が海底を感じるとはどういうことか?波のふるまいを左右する「波長」と「水深」のフクザツな関係とは?身近なふしぎ現象を、数式なしでわかりやすく解き明かす。ご存じですか? 波の意外な素顔。・波はどう成長するのか?――波にも「年齢」がある!・「停止した波」はなぜ存在しない?――これ以上遅くなれない「最低スピード」がある!・海水浴で危ないのはどこ?――「波の静かな場所」が要注意!・「波の高さ」って?――じつは、予報の2倍の高さの波が来る! 内容(「BOOK」データベースより) 広大な海をわたる波には、2つの種類がある。「海底を感じる波」と、「海底を感じない波」だ。時速700kmもの猛スピードで進む津波は、つねに海底を感じている。南極近海で生まれ、アメリカ西海岸へと到達する「うねり」は、海底を感じることなく1万kmもの長旅をこなす。波が海底を感じるとはどういうことか?波のふるまいを左右する「波長」と「水深」のフクザツな関係とは?身近なふしぎ現象を、数式なしでわかりやすく解き明かす。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 保坂/直紀 1959年、東京都生まれ。東京大学海洋アライアンス上席主幹研究員。サイエンスライター。東京大学理学部地球物理学科卒業。同大大学院で海洋物理学を専攻。博士課程を中退し、1985年に読売新聞社入社。科学報道の研究により、2010年に東京工業大学で博士(学術)を取得。2013年に読売新聞社を早期退職して現職。気象予報士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
謎解き・津波と波浪の物理 波長と水深のふしぎな関係 (ブルーバックス)の詳細
本のタイトル : 謎解き・津波と波浪の物理 波長と水深のふしぎな関係 (ブルーバックス)
作者 : 保坂 直紀
ISBN-10 : 4062579243
発売日 : 2015/7/17
カテゴリ : 本
ファイルサイズ : 26.89 (現在のサーバー速度は27.09 Mbpsです
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津波は,通常の海の波とはどこがどう違っているのかを,波の伝播の基礎から丁寧に説明した良書である.数式は一切使わず,数学的知識も中学生程度までしか使わないという原則を守り抜いて書かれている.流体力学は微分方程式を使わなければ書けないので,これはかなり無理な要請であるが,著者はよくがんばって易しく噛み砕いて,そして同じことを繰り返し説明して,予備知識のない読者にもわからせようと努力している.彼は海洋科学の研究員でもあるサイエンスライターだそうだが,学習塾の先生をしたらきっといい先生になるだろうと思う.よっく知られているように,津波は,海底を震源とする地震などで海底地形が瞬時に大変動したことにより生じた,広大な海面の盛り上がりが伝播したものである.津波の波長は100kmにもなり,通常の波の波長がせいぜい100mくらいなの比べて圧倒的に長大である.後者は海面近くの水が回転しているだけなので,岸辺でない限り海の深さがどうであっても無関係である.波のエネルギーの伝播を与える群速度は,波形の伝播を示す位相速度の半分になる.これに対し,波長が巨大な津波は,水深が5000mあろうとも海底を「感じる」.群速度は位相速度と一致する,つまり塊のようになって太洋を横断していく.本書はこの辺の物理を基礎から丁寧に説明している.p.22に,普通の海の波が風からどのようにエネルギーを得て成長するのかはまだよく解明されていないとだけ述べられている.詳しい理論はできていないのかも知れないが,概念的にはベルヌーイの定理で説明できそうに思える.つまり風が強く吹く海面上では,ベルヌーイの定理により圧力が下がるから海水が盛り上がり,それが伝播すると考えるのである.
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